現音作曲新人賞

1984年創設。新人作曲家の音楽的発言を重視し、その道を開くための作曲賞。審査は「妥協のない厳選」という主旨から、日本現代音楽協会理事会が選ぶ審査員長と、審査員長が指名する2名の審査員によって行う。審査員長は将来にわたって再選されない。

 

第37回現音作曲新人賞 募集要項

審査員長:久留智之 審査員:徳永崇・松平頼曉

●テーマ:伝統と創造
古来芸術の世界では、伝統と厳しく対峙する態度が新たな価値観を持つ創造を生み出してきた。芸術の創造は未来に対する責任を伴うものであり、それは過去を引き受けることから始まるに違いない。しかし、グローバル化が進み「世界音楽の時代」ともいわれる現代において、私たちはいったいどの伝統に対峙すべきなのか? その伝統から何を掬い取ろうとしているのか? またそれは何故なのか?新しい音楽芸術が社会とリアリティのある繋がりを得るためには歴史を感じ取る想像力をもって歴史を参照することが必要なのではないだろうか。音楽の歴史は、ほぼ人類の歴史と同じだけあると言ってよく、その長大な時間を感じさせるスケールの大きな作品を期待する。[審査員長 久留智之]

●楽器編成:以下の楽器の中から独奏、各1奏者の二重奏もしくは三重奏の作品
1フルート(ピッコロ、アルト・フルート持ち変え可)
1クラリネット(クラリネットin E♭、バス・クラリネット持ち変え可)
1ヴァイオリン
1 ヴィオラ
1チェロ
1ギター(アンプリファイ不可)
※エレクトロニクスの使用は不可とする。
※指揮者は原則無しとする。但し演奏家からの要請があり、審査員が必要と判断した場合に限り認める。作曲者からの希望は認めない。

●演奏時間:15分以内

●応募資格:年齢、国籍は問わない。但し、過去の現音作曲新人賞受賞者、日本現代音楽協会正会員は応募できない(ユース正会員は応募可)。

●応募期間:2020年8月20日(木)~9月10日(木)必着

●応募方法:オンライン、または送付のいずれか。

▼オンライン応募の場合
エントリーフォームから総譜のpdfを送信した後、別途、紙の総譜1部を郵送のこと。
⇒エントリーフォームはこちら

▼送付応募の場合
下記1〜4の提出物をまとめて送付のこと(宅配便可、持参不可)。

1. 応募作品総譜のコピー3部

2. 応募申込用紙ダウンロード、もしくは任意の用紙に以下の項目を記入)
(1) 氏名(日本字とローマ字両方で表記)
(2) 生年(西暦)
(3) 略歴(和文400字程度)
(4) 作品名(原題、原題が日本語表記である場合はその欧文表記もつけること)
(5) 作曲年(西暦)
(6) 作品解説(和文400字程度)
(7) 楽器編成
(8) 演奏所要時間(分秒)
(9) 住所、連絡先電話番号、FAX番号、E-mailアドレス

3. 返信用封筒:審査結果を通知します。長3型(235mm x 120mm)の封筒の表に応募者の住所、氏名を明記し、84円切手を貼付のこと)

4. 参加料(下記)を支払ったことが証明できるもののコピー(振込用紙のコピーなど)

●参加料:1曲につき1万円。振込手数料を負担の上、下記口座に振込むこと。
三井住友銀行 五反田支店 普通 8695187 特定非営利活動法人日本現代音楽協会

応募に際しての注意事項:
a. 応募作品は公開演奏会に於いて未発表であること。
b. 一人が複数作品を応募提出することは可とする。
c. かつて当賞に応募した作品であっても、入選作でなければ再応募可。
d. 作品総譜には作品名のみを明記すること。応募者氏名や応募者が特定されるような文言などは一切記載しないこと。
e. 楽譜は、手書き譜の鮮明なコピーやノーテーションソフトで作成したもとする。
f. 一旦提出された楽譜の内容の変更や追加は認めない。
g. 万一の事故に備えて、作曲者は応募作品の原譜を必ず保管すること。
h. 応募した資料は原則として返却されない。返却希望者は、予め返却費用を添えて、事前に申し出ること。
i. 一旦納入された参加料は、いかなる理由があっても返金されない。

●審査:譜面審査により入選作品4曲程度を選出し、入選作品は20209月下旬にウェブサイトで発表する(応募者には事前通知)。入選作品は下記の演奏会に於いて演奏し入賞作品を決定する

〈現音 Music of Our Time 2020〉「第37回現音作曲新人賞本選会」
【日時】2020年12月4日(金)開演時間未定
【会場】東京オペラシティリサイタルホール
【演奏者】未定

●表彰:本選会の演奏終了後、同会場にて審査結果を発表し表彰式を行う。現音作曲新人賞受賞者には賞状と賞金15万円が授与される(受賞者複数の場合は分割授与)ほか、日本現代音楽協会に入会を希望する場合には初年度の年会費が免除される。現音作曲新人賞入選者には賞状が授与される。

●問合せ:要項の内容に関して不明な点は、文書(E-mail、FAX、郵送等)にて、日本現代音楽協会宛に問い合せること(氏名、連絡先を明記のこと)。

▼問い合わせ・送付応募
日本現代音楽協会「現音作曲新人賞」係
〒141-0031 東京都品川区西五反田7-19-6-2F
Tel: 03-6417-0393 Fax: 03-6417-0394 E-mail: 80th@jscm.net
Web: www.jscm.net 開局時間:月~金10~17時(祝祭日除く)

 

現音作曲新人賞 歴代受賞者
開催年度 回数 受賞者 審査員長
2019 36 柴山真太朗 渡辺俊哉
2018 35 波立裕矢 鈴木純明
2017 34 丹羽菜月 南 聡
2016 33 伊藤 彰 山本裕之
2015 32 川合清裕 金子仁美
2014 31 山本雄一 山内雅弘
2013 30 伊藤巧真・川崎真由子 末吉保雄
2012 29 黒田崇宏 佐藤 眞
2011 28 酒井信明 近藤 譲
2010 27 山本哲也 糀場富美子
2009 26 村瀬晴美 堤 剛
2008 25 横井佑未子 一柳 慧
2007 24 荒井秀仁 三枝成彰
2006 23 増田真由 三善 晃
2005 22 大村久美子 林 光
2004 21 タズル・イザン・タジュディン 安良岡章夫
2003 20 川上統・徳差健悟・森川陽子 湯浅譲二
2002 19 三宅康弘・森田泰之進 早川和子
2001 18 本田祐也 中川俊郎
2000 17 佐井孝彰・名倉明子 佐藤敏直
1999 16 中川昭徳 松尾祐孝
1998 15 前田正志 小鍛冶邦隆
1997 14 小嶋信夫 福士則夫
1996 13 山本裕之 松平頼曉
1995 12 浅野宏之 野平一郎
1994 11 布川建・向井耕平 浦田健次郎
1993 10 Y.ヴォデニッチャロフ 野田暉行
1992 9 伊左治直・内本喜夫 北爪道夫
1991 8 該当者なし 三木 稔
1990 7 溝入敬三 下山一二三
1989 6 江村哲二 新実徳英
1988 5 ヲノサトル 坪能克裕
1987 4 飯田真紀 別宮貞雄
1986 3 田丸彩和子 西村 朗
1985 2 河添達也 間宮芳生
1984 1 森田敦子 廣瀬量平