11月 25

第31回現音作曲新人賞受賞の言葉〜山本雄一


《2台のピアノと3人の奏者の為のコスモフォニー》(2014)[編成:2Pf, 3players/演奏:藤原亜美・菊地裕介・篠田昌伸]

山本雄一この度は第31回現音作曲新人賞という栄誉ある賞を拝受致しまして、大変光栄に感じております。

審査員の山内雅弘さん、金子仁美さん、中川俊郎さん、演奏者の菊地裕介さん、篠田昌伸さん、藤原亜美さん、聴きに来てくださった聴衆の方々、それから今回のコンクールの運営に携わってくださった全てのスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。受賞が決まった時は本当に私のこの作品で良いのだろうかと思ったくらい今回のコンクールの他の入選者の作品はどれも素晴らしく、とても良い刺激となりました。

私の作品《2台のピアノと3人の奏者の為のコスモフォニー》は幾分変わった配置のピアノ曲だったので、殊に2台のピアノの間に座り両ピアノを片手ずつ演奏することになった菊地裕介さんには、自宅での練習すら出来ないという大変なご苦労をおかけしてしまいましたが、リハーサルの時には菊地さんも他のお二人も涼しい顔で弾きこなしてしまい、現代音楽演奏のプロの水準の高さに感動しました。

今回の曲は自分でも思い入れのある作品となりましたが、私にはまだまだ本当の意味での芸術を想像出来るだけの思考レベルも、それを創造出来るだけの技術レベルも足りません。作曲家としての第一歩を踏み出せたことは本当に嬉しいことですが、より中身のある音楽を書くことが出来るようになる為にも、今後は音楽の勉強は勿論のこと、何事にも積極的な姿勢を持って取り組んで行きたいと思います。

作曲家・山本雄一をどうぞ今後とも末永くよろしくお願い致します。

 

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