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12月 06

現代音楽演奏コンクール“競楽X”ファイナリスト紹介〜若林 かをり(フルート/ピッコロ)


現代音楽演奏コンクール“競楽X”ファイナリスト紹介
若林 かをり(フルート/ピッコロ)Kaori WAKABAYASHI

▼本選演奏曲
若林千春/うつ…原響 I(2001)
Franco DONATONI/NIDI(1979)

 

“競楽X”本選への出場の機会をいただけましたこと、大変嬉しく思っています。
留学という経験を通して、日本にいる頃よりもさらに「私は日本人である」ことを体感し、邦人作品の演奏への興味がより一層強くなったことが、今回、邦人作品の演奏に重点を置いているこのコンクールに挑戦するきっかけとなりました。
本選で演奏させていたく2つの作品は、どちらも私にとってとても魅力的な作品です。
若林千春作品「UTU…原響 Ⅰ 」は、私のそれまで持っていたフルートに対するイメージを変えてしまった作品です。作品の核となる“レ”の音をめぐって、フルートという楽器の新たな可能性を存分に引き出していて、それは同時に、奏者や聞き手の想像/創造力を試されているようにも感じます。
ドナトーニ作品、題名の「NIDI」はイタリア語で「巣」という意味です。まるで鳥たちが巣の中で繰り広げる、ちょっと異常で多動な鳥世界の様子が目に浮かんでくるような作品です。
聴いて下さる皆さまにも、それぞれの作品の魅力を“音”をとおして感じていただけるような演奏ができればと思っています。

◎プロフィール
東京藝術大学音楽学部卒業。(財)ローム・ミュージック・ファンデーションの奨学生として2009年秋より渡仏。2012年ストラスブール音楽院スペシャリゼーション課程(マリオ・カローリクラス)を修了。今年3月、同音楽院において震災メモリアルコンサート『Vers TOHOKU』を企画・開催し、邦人作品と即興演奏によるプログラムは話題を呼んだ。現在、(財)平和堂財団海外留学助成を得て、ルガーノ音楽院に在籍。2009年NHK-FM『名曲リサイタル』出演。http://fluteusagi-kawori.cocolog-nifty.com/

 

▼第一次予選演奏曲
Franco DONATONI/NIDI(1979)

▼第二次予選演奏曲
細川俊夫/垂直の歌 I(1995)
Salvatore SCIARRINO/CANZONA DI RINGRAZIAMENTO(1985)

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