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12月 25

〈現代の音楽展2014〉第3夜「世界に開く窓 山内亜希ホルンリサイタル」3月6日(木)東京オペラシティリサイタルホールで開催


世界に開く窓 山内亜希ホルンリサイタル
〈現代の音楽展2014—触発と対話〉第3夜
現音人材育成シリーズ2013
世界で活躍する日本人音楽家シリーズvol.2
世界に開く窓 山内亜希ホルンリサイタル
制作:国際部・福井 とも子

2014年36日(木)18:30開場/19:00開演|東京オペラシティリサイタルホール

 

海外で活躍する日本人演奏家は、もはや少なくはない。言葉や習慣の違いを乗り越え、徐々に周りの信頼を得るということ、そして演奏家として、ずっとそこに居続けるということは、決して容易なことではない。けれど、その厳しい環境の中で、輝いている日本人音楽家たちに、行く先々で出会う。彼らの多くは、日本でも演奏活動を行いたいと思いながら、なかなか実現できないでいるという。ならば…と、日本現代音楽協会・国際部は、彼らとのコラボレーションを始めることにした。「世界で活躍する日本人音楽家シリーズ」、第2回目となる今回は、ベルリン在住のホルン奏者山内亜希を紹介したいと思う。普段は、とてもシャイで控えめな人だけれど、度重なる打ち合わせでは、厳しく、頑固な面が、垣間見えた。しかし、それは全て、ホルンでソロリサイタルをするということを見据えてのこだわりと、覚悟であったのだと、企画を進める中で納得した。しかもこれだけ新作が並ぶホルンリサイタルである。奏者の負担は相当なものだろう。さらに、ホルンの作品を探し始めて、その選択肢の少なさにも愕然とした。このシリーズでは、演奏家が推薦する、海外の若手作曲家を紹介してもらうことになっているのだが、残念ながら、紹介したい作曲家たちの誰も、ホルンの作品を書いていないことが判明した。聴き応えのあるプログラムにするために、悩みに悩んで、山内が今回選んだ海外作品は、ジャチント・シェルシ(ホルンソロ)とジェラール・グリゼー(2ホルン)の作品である。日本現代音楽協会のメンバーからは、内本喜夫木山光(ISCM入選者招待作品)露木正登森田泰之進湯浅譲二の新作。湯浅の新作は、山内の強っての希望で実現した。ホルンというだけで、海外でも尻込みをする作曲家が多い中、これだけの新作が集まることに、山内は驚きと感動を覚えたという。これら全てタイプの異なる難曲を、一夜で如何に吹ききるのか? 是非とも、多くの方に来ていただき、一緒に体験したいと思う。共演者日比野美穂(ホルン)、池谷順子(ピアノ)も、ベルリン在住の、山内の信頼する演奏家たちである。また今回は、音楽学者・長木誠司氏に「現代の音楽とホルン」というレクチャーをしていただくことになった。貴重な機会を、新作とともに、どうかお聴き逃しのないよう!

日本現代音楽協会 国際部長:福井とも子

 

内本 喜夫
Shout ホルンとピアノの為の
作曲2013年/世界初演

露木 正登
カプリッチョ〜ホルン独奏のための
作曲2013年/世界初演

森田 泰之進
twitty twister
作曲2013年/世界初演

ジェラール・グリゼー
失われた一致 ―2本のホルンのための5つのミニアチュール より
作曲1987年/日本初演

木山 光(ISCM入選作曲家招待作品)
Viele Japaner sehen ihre Nation nicht als Täter, sondern als Opfer des Kriegs
Aki Yamauchi und Yoriko Ikeya gewidmet Doppel Konzert für Horn und Klavier
作曲2013年/世界初演

●レクチャー「現代の音楽とホルン」講師:長木誠司

ジャチント・シェルシ
4つの小品 より
作曲1956年/日本初演

湯浅 譲二
Horn Locus
作曲2014年/世界初演

演奏:山内 亜希(ホルン)日比野 美穂(ホルン)池谷 順子(ピアノ)

※演奏順は変更となる場合があります。

 

■チケット(全自由席)
前売一般 2,500円
当日一般 3,000円
学  生 1,500円
※学生券は日本現代音楽協会のみの取り扱いとなります。
※未就学児はご入場になれません。

東京オペラシティチケットセンター
[電話受付]10:00-18:00
03-5353-9999
[カウンター受付]11:00-19:00
東京オペラシティビル3F

日本現代音楽協会
[電話受付]10:00-17:00
03-3446-3506
[メール受付]
gendai2014@jscm.net

 

【主催】日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)
【助成】公益財団法人花王芸術・科学財団 公益財団法人ロームミュージックファンデーション
【後援】一般社団法人日本作曲家協議会

 

山内 亜希 Aki YAMAUCHI, horn
世界に開く窓 山内亜希リサイタル(ウラ)武蔵野音楽大学を卒業後、ヴュルツブルク音楽大学、バーゼル音楽院大学院に留学。オーケストラディプロム及びコンサートディプロムを最優秀の成績で取得。在学中、ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニーに所属し、ペーター ・エトヴェシュ、ヘルムート・ラッヘンマン、ハイナー・ゲッペルスらと共同作業を行う。また、バーゼル音楽院にて、現代音楽をレパートリーとする木管五重奏を結成し、オルフェウス・コンチェルト賞(チューリッヒ)を受賞。現在、古楽器による演奏にも力を注ぎ、バッハ音楽祭、ヘンデル音楽祭をはじめ、ポール・マクリーシュ、クリストファー・ホグウッドのプロジェクトなどに出演する。一方、2008年からは、現代音楽アンサンブルであるワーク・イン・プログレス・ベルリンのメンバーとなり、アール・ブラウン《Indice》(室内楽版)、アンリー・プスールのオペラ《君たちのファウスト》(完全版)を世界初演する。また、マイケル・エドワード・エジャートン作曲《クラリネットとホルンのためのA Holy Person Falls into the Nile as a Pelican》ヨーロッパ初演では、ホルンの様々な特殊奏法を駆使し、好評を博した。これまでにホルンを、須山芳博、ゴットフリード・ ランゲンシュタイン、シャオ・ミン・ハン、ナチュラルホルンをクリスティアン・フリードリヒ・ダルマン各氏に師事。

 

池谷 順子 Yoriko IKEYA, piano
桐朋学園高校、大学にて三浦浩教授に師事。78年渡独、ベルリン芸術大学にて、エーリッヒ・アンドレアス教授、クラウス・ヘルヴィッヒ教授、ジョルジュ・シェボック教授に師事。87年演奏家国家試験に首席で合格。88年より、ベルリン芸術大学専任講師。マリア・カナルス・コンクール、ガウデアムス現代音楽コンクール入賞、1991年ブリュッセルにおける現代音楽コンクール“ニュー・ミュージック・フォー・ニュー・ピアニスト”優勝。CD制作、200曲を超える初演を行っている。

日比野 美穂 Miho HIBINO, horn
愛知県出身。12歳でホルンを始める。名古屋市立菊里高等学校音楽科を経て、東京芸術大学音楽学部卒業。ホルンをこれまでに近藤敬、村上哲、守山光三、日高剛、西條貴人に師事。在学中から、国内各地のオーケストラにエキストラとして出演。2011年、オーケストラアカデミー生としてPMFに参加。現在ベルリン芸術大学にて、クリスティアン・フリードリヒ・ダルマン氏に師事。

長木 誠司 Seiji CHOKI, musicologist
東京大学文学部美学藝術学科卒業後、東京藝術大学大学院博士課程修了。博士(音楽学)。1986-88年、ドイツ学術交流会(DAAD)の奨学生としてドイツのボンに留学。2005年度は文部科学省の派遣でベルリン自由大学の招聘研究員として在外研修。オペラおよび現代の音楽を多方面より研究。東京大学総合文化研究科教授(表象文化論)。著書に『前衛音楽の漂流者たち〜もう一つの音楽的近代』(筑摩書房)他多数。現在『20世紀オペラ史』(仮題)を準備中。

 

 

▼現代の音楽展2014 日程

2/8(土)18:00
ヴィブラフォンのある部屋〜featuring藤本隆文〜
東京オペラシティリサイタルホール

2/28(金)19:00
協創の未来〜“競楽”優勝・入賞者によるコラボレーションリサイタル
東京オペラシティリサイタルホール

3/12(水)19:00
弦楽オーケストラ展〜21世紀の弦楽の魅力
府中の森芸術劇場ウィーンホール

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