現代音楽演奏コンクール“競楽X”ファイナリスト紹介〜木埜下 大祐(フルート)

現代音楽演奏コンクール“競楽X”ファイナリスト紹介
木埜下 大祐(フルート)Daiske KINO-SHITA

▼本選演奏曲
佐原洸/パラジウム(2012)*ピアノ伴奏付き

 

皆様こんにちは。フルートの木埜下です。今回私が演奏する佐原洸の《Palladium》は今年初演された新しい作品ですが、音楽性と、新しい技術(例えば、フラッタータンギングと指を合わせる、など)が見事に融合したとてもユニークな曲です。さまざまな音響と音楽が必然性をもって一体化していく様子を楽しんでいただければと思います。

◎プロフィール
1977年金沢市生まれ。洗足学園魚津短期大学、同研究科、桐朋オーケストラアカデミー、ハンブルク音楽院(石川県芸術インターンシップ在外研修員)、ブレーメン芸術大学を卒業、修了。これまでフルートを小泉浩、ユルゲン・フランツ、ハリー・シュタッレフェルト、ヘレン・ブレットソー、マリオ・カローリの各氏に師事。グイヤンシンフォニーオーケストラ首席フルート奏者を務めた後、ソリストに転出、現代音楽を中心に幅広いジャンルで活躍している。現代音楽演奏コンクール競楽に4度の入選(内2度の審査委員特別賞)の他、入賞多数。現在、アジア同時代音楽協会(ADOK)会長、平成24年度トーキョーワンダーサイト国内交流クリエーター、福山平成大学非常勤講師。
▼第一次予選演奏曲
武満徹/ヴォイス(1971)

▼第二次予選演奏曲
Brian FERNEYHOUGH/カサンドラの夢の歌(1970)