特定非営利活動法人日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)


日本現代音楽協会は、2019年4月4日(木)に特定非営利活動法人となりました。
これに伴い「会長」が「理事長」、「副会長」が「副理事長」、「会計監査役」が「監事」となりました。
役員、会員一覧はこちらをご覧ください。

 

特定非営利活動法人日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)

▼住所
〒141-0031
東京都品川区西五反田7-19-6-2F

▼電話番号
03-6417-0393

▼FAX番号
03-6417-0394

開局時間:月〜金10〜17時(祝祭日除く)

新企画〈現音 Music of Our Time 2019〉「公募リサイタル」募集要項


〈現音 Music of Our Time 2019〉「公募リサイタル」募集要項

主催:日本現代音楽協会
後援:公益財団法人 サントリー芸術財団

日本現代音楽協会では、現代音楽のレパートリーに積極的な演奏家を支援すべく、当協会主催公演にて自身のリサイタルを企画・出演する演奏家を広く募ります。募集締め切り後に協会理事会にて審査を行い、2019年6月上旬までに二企画の採用を決定し、協会ウェブサイトで公表します。応募者の年齢、国籍は問いません。個人、団体のいずれも可能です。また、演奏分野、演奏楽器に制約はありません(電子楽器、エレクトロニクスの使用も可)。なお、応募は無料です。

●開催日時・会場
2019年11月から12月にかけて開催される当協会の音楽祭〈現音 Music of Our Time 2019〉の中で、下記の日程で行われます。

第1回公演:2019年12月3日(火)19:00開演(18:30開場)21:00終演
東京オペラシティ リサイタルホール

第2回公演:2019年12月9日(月)19:00開演(18:30開場)21:00終演
東京オペラシティ リサイタルホール

★上記のどちらの日程でも出演可能なことが応募の条件となります。

●会場費
上記二公演とも、演奏会当日の午後・夜間枠の会場費を協会が負担します。

●制作費補助
上記二公演とも演奏会制作費補助として、協会より50,000円を提供します。

●チラシとプログラム冊子の制作
〈現音 Music of Our Time 2019〉の共通チラシ、ならびに共通プログラム冊子を協会が用意し、かつ制作費と印刷費を負担します。

●その他の経費
著作権料と会場付帯設備費は出演者が負担して下さい。また楽器借用料(ピアノを含む)、楽器調律料、楽器運搬費も出演者の負担となり、それらに必要な諸手配は出演者が行って下さい。

●プログラムの条件
(1) 原則として、1945年以降に作曲された作品で、2時間内の演奏会(休憩を含む)を企画・構成して下さい。ただし企画の趣旨に沿うものであれば、1945年以前に書かれた作品を若干含む事も可とします。
(2) 初演の作品を1曲以上含めて下さい。(海外で初演された曲の)日本初演も可とします。なお、新作を作曲家に委嘱する場合は、出演者が用意するものとします。
(3) プログラムの曲目の少なくとも3分の1以上を日本人作品とします(できれば2分の1以上が望ましい)。

●チケットの券売と収入について
入場料は3,000円です。出演者には特にチケットノルマは課せられませんが、極力、券売・集客にご協力下さい。なお、リサイタルで得られたチケット収入は、出演者がその3分の1、協会がその3分の2を収めるものとし、別途に出演料は発生しません。

●応募手続き
2019年4月1日(月)~26日(金)17:00必着です。郵送または宅配便による送付のみとします。以下の書類(書式自由)と資料をまとめたものをお送り下さい。

1 . a: 応募者氏名、もしくは応募団体名とその代表者氏名 b: 応募者(応募団体代表者)の住所、電話番号、Eメールアドレス、FAX番号
2. 応募者(応募団体)の演奏活動実績を中心としたプロフィール
3. 応募者(応募団体)による近年の演奏の録画データ(2曲以上)
※1945年以降に作曲された作品の演奏としますが、リサイタルで演奏を予定している作品以外でも構いません。なお、録画データの提出が困難な場合のみ、録音データでも可とします。
4. リサイタルのサブタイトルと、企画・構成の趣旨を説明したもの
5. リサイタルの全演目と各曲の演奏時間
※未定は一切不可とします。

●応募先・問合わせ先
〒141-0031 東京都品川区西五反田7-19-6-2F
日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)
TEL: 03-6417-0393(平日10:00-17:00)
E-mail: 80th@jscm.net

日本音楽コンクール作曲部門の審査会に係る変更について弊協会の要望と質問への再回答のお願い


2018年5月5日付で日本現代音楽協会が日本音楽コンクール委員会に対し送付した「日本音楽コンクール作曲部門の審査会に係る変更についての要望と質問」に対し、10月30日付で日本音楽コンクール事務局より下記の文書が届きました。
日本現代音楽協会は、再度日本音楽コンクール委員会に対し、以下の文書を送付いたしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年11月26日

日本音楽コンクール委員会 御中

日本現代音楽協会
会長  近藤 譲

日本音楽コンクール作曲部門の審査会に係る変更について
弊協会の要望と質問への再回答のお願い

5月5日付で差し上げた「日本音楽コンクール作曲部門の審査会に係る変更についての要望と質問」へのご回答(10月30日付)を拝受いたしました。
ご回答によれば、弊協会からの要望については、その趣旨を今後の運営の参考にして下さるとのことですので、その点に関しましては御礼を申し上げます。しかし、ご回答には、弊協会からの質問に対してはお答えもご見解も何一つ示されておらず、実質的に回答を拒否する姿勢を明らかになさったと受け取らざるを得ないのは、極めて遺憾です。

此度のご回答では、コンクール規約に述べられているコンクールの趣旨を再記して確認したうえで、「今回の作曲部門の審査・選出方法の変更もこの趣旨に沿うものであり、詳細についてはご指摘の毎日新聞紙面でお伝えしたことが全てです」と述べられております。これによって、当該の毎日新聞の記事に示された審査方法変更の理由が、記事の執筆者である梅津時比古氏個人の解釈に基づいた見解ではなく、日本音楽コンクールの公式な見解であるということが明確になりました。
弊協会は、5月5日付の質問において、作曲部門の審査・選出方法の変更の理由のうち、「経費の削減」以外の二理由―即ち、「本選の演奏において、譜面通りに演奏されないことが起こり得る」、そして、「譜面審査の点数と、演奏を聴いての点数に開きが出る場合がある」―について、それらが非論理的で到底納得できるものでないことを既に指摘致しました。そして今、それらの理由が、貴コンクールが掲げる公式の理由であることが明らかになったわけですので、ここに改めて、日本音楽コンクールの運営責任をお持ちである貴委員会に、弊協会の指摘にも拘わらずそれらの理由に正当性があるとお考えになることの説明を、論理的に納得し得る形でお示し下さるようお願いするものです。
また、「経費の削減」につきましても、作曲部門だけにそれが課せられた理由についてご説明ください。
ご回答には、「もとより、意思決定のプロセスなどについては外部に公表しておりません」
とあり、その点は理解いたしますが、上記に再回答をお願い申し上げていることは、「意思決定のプロセスではなく」、「決定の理由」です。音楽コンクールに限らず、公的な活動を行う機関は、その運営上の重要な決定について、その理由を公にすることが求められるのは当然のことです。ましてや、貴コンクールは、毎日新聞社と日本放送協会という、日本の報道界を代表する機関によって主催されています。公的説明責任を第一義的に尊重し、それを確保することを使命の一つとして掲げている報道機関が、自らの主催する公的事業においてその公的説明責任を果たし得ないとすれば、その報道機関自体の公共性と信頼性が疑われることにも繋がりかねません。
本件につきましては、既に他のメディアでも取り上げられており(例えば、7月26日付、読売新聞東京版朝刊)、多くの人々が関心を寄せています。貴コンクールが、その高尚な理念と目的に相応しい公共的な意識をもって、弊協会からの上記の質問に誠意をもってお答え下さいますよう、改めてお願い申し上げる次第です。

本書簡の宛先と公表について:
此度のご回答には「職掌上、事務局がお答えします」とございましたが、本書簡は、前回の「要望と質問」と同様に、貴事務局にではなく、貴コンクール委員会宛てにお送りいたします。その理由は次の通りです。
貴コンクールの規約の第3条と第4条によれば、コンクールの運営は「日本音楽コンクール委員会」によって為され、事務局はコンクールの実施を担当するとのことです。本書簡に記しました質問は、コンクールの実施上の案件ではなく、運営上の重要な問題に関するものです。したがって、コンクールの運営に責任を持っておられる貴委員会にお出しするのが適切であると判断した次第です。(ご回答にある「職掌上、事務局がお答えします」とは、事務局が貴委員会の代理としてそれを伝える職務を負っているということである、と理解いたしました。)
尚、本書簡は、当協会の公式の公開書簡として、貴コンクールから頂いたご回答と共に、当協会のホームページで公表するとともに、主要音楽雑誌、主要新聞の音楽担当部署等にも送付いたしますので、その旨お知りおきください。

卑弥呼とホームズのヴァイオリン事件簿〜第20回「松下功先生と卑弥呼」


「君が原田さんか! 僕の曲を弾いてくれるんだってね」

2012年のことです。銀杏の葉が色づき始める頃、大学1年生のわたしは入学祝いに買ってもらったステンカラーコートを着てヴァイオリンを背負い、1冊の楽譜を手に大学の中で初めての場所に向かっていました。校舎が改装工事中で、講義用の部屋に仮設された“演奏藝術センター”の扉を開け、恐る恐るお尋ねしたのはとある作曲家。その冬に出るコンクールで弾く曲を作曲をした人にお話を聞きにいこうと思い訪ねたのでした。

これが、昨秋に急逝された東京藝大副学長の松下功先生とわたしとの出会いです。このとき抱えていた楽譜はその年の12月に、代々木上原のけやきホールにて5つの譜面台の上に並べられました。これはわたしが審査委員特別奨励賞をいただいた「現代音楽演奏コンクール“競楽”」の本選で弾いた曲《マントラ》の譜面であります。

続きを読む

第35回現音作曲新人賞受賞の言葉〜波立裕矢


第35回現音作曲新人賞受賞:波立裕矢

表彰状を授与される波立裕矢さん(左)と、プレゼンターの森垣桂一日本現代音楽協会副会長(右)。

この度は、拙作が日本屈指の現代音楽プラットフォームであるアンサンブル・コンテンポラリーαの演奏家の皆様によって、非常に熱心な取り組みのもと初演の日の目を浴びることができたこと、そしてその結果としてこのような賞を頂けたことを本当に嬉しく思います。先達の皆様は、日頃から尊敬する憧れの先輩ばかりで、その末席を汚すことになり、大変身の引き締まる思いです。
今回本選会でご一緒させていただいた皆様も、それぞれ独自のスタイルを持ち、したたかに作曲活動を続けるひときわ意思の強い方々でした。会話する時間こそあまりなかったものの、作品から大いに勉強させていただきました。中には近年国際作曲賞で躍進を続ける中国の方もおり、国際的な情報交換も含め、有益な会話を交わすこともできました。

このような素晴らしい企画の一方で、作曲家として、様々な出来事が象徴する現代音楽界の経済的な衰退について憂慮の念を抱かずにはいられぬところです。
経済的な安定性は、芸術を評価する第一次的な指標でないことはごく当然であるとしても、やはりその活動規模に影響しないとまでは考えることができません。今回の受賞で油断するなということを、本当にたくさんの人から真摯にご指摘いただきました。それは私への教育的忠告としてのみならず、この世界の厳しい状況の宣告としても受け取れるものでした。
この状況を現実的にどう打開するか、現段階でのはっきりとした策は打ち立てられていないというのが正直なところです。しかし、今自然にふつふつと湧いてくる作曲への意欲は、私にとって現代音楽の終焉はまだ訪れていないことを意味しており、それが失われぬ限り、私は生涯つづくであろう関心対象として、西洋音楽のマイルストーンとのささやかな対話を愚直に続けていくつもりです。

また、最後にはなりますが、ここまで私が成長できたのは、高校3年次に作曲を始めてからというもの、私を支えてくれた方々のおかげに他ありません。特に本年度、私を取り巻く環境が大きく変化する中、ある意味で途中参加的な入学となった私を暖かく歓迎してくれただけでなく、大きな刺激を与えてくれた藝大の皆様、卒業後も連絡を欠かさず関心を共有してくれる愛知県芸の皆様、また愛知から戻った私をあたたかく迎えてくれた地元の皆様には、本当に頭が上がりません。
未だうだつの上がらぬ私ですが、将来に向けさらなる努力で期待に応えたいと思っています。今後とも宜しくお願い致します。
これまでお世話になった愛ある先生方、女手一人で私を支えてくれた母、物心ついたときから一番長くの時間を共有している祖母、そして少年時代を共に過ごし、今まさに病に侵され先立とうとしている我が家の犬へのひとしおの感謝の意をもちまして、本文の結びとさせていただきます。

▼第35回現音作曲新人賞審査結果はこちら

第35回現音作曲新人賞に波立裕矢さん


前列左から、松本真結子(入選/聴衆賞)、波立裕矢(第35回現音作曲新人賞)、張天陽(入選)、有吉佑仁郎(入選)。後列左より、森垣桂一日本現代音楽協会副会長、渡辺俊哉審査員、徳永崇審査員、鈴木純明審査員長。

日本現代音楽協会(会長:近藤譲)は、2019年3月1日(金)18:30より、東京オペラシティリサイタルホールに於いて〈現代の音楽展2019〉「現代の音楽と対位法」内にて「第35回現音作曲新人賞本選会」(審査員長:鈴木純明、審査員:徳永崇、渡辺俊哉)を開催し、譜面審査会において入選した4作品の演奏審査を行いました。
厳正な審査の結果、波立裕矢(はりゅう・ゆうや/1995年生まれ)さんの《蝶と蝶(重力III)》が2018年度「第35回現音作曲新人賞」に選ばれました。
演奏、審査に続いて表彰式が行なわれ、森垣桂一日本現代音楽協会副会長より、賞状と賞金15万円が授与されました。
また聴衆賞には松本真結子さんの《The Wandering Memory》が選ばれました。
なお、来年度の「第36回現音作曲新人賞」は、渡辺俊哉日本現代音楽協会会員が審査員長を務めます。(募集要項はこちら

※応募総数31作。一次審査:2018年12月20日(金)

 

第35回現音作曲新人賞本選会結果
2019年3月1日[金]18:30開演 東京オペラシティリサイタルホール

■第35回現音作曲新人賞
賞状、賞金15万円、現音入会資格の認定
波立裕矢(Yuya HARYU)
《蝶と蝶(重力III) 》
演奏:多久潤一朗(フルート)鈴木生子(クラリネット)松本卓以(チェロ)及川夕美(ピアノ)鷹羽弘晃(指揮)

■入選(表彰状)
有吉佑仁郎(Yujiro ARIYOSHI)
《DISCO for 4 Players》
張天陽(Tianyang ZHANG)
《Landscape Painting Essay “Rocky Stream” 》
松本真結子(Mayuko MATSUMOTO)
《The Wandering Memory》

■聴衆賞(賞状)
松本真結子(Mayuko MATSUMOTO)
《The Wandering Memory》

※入選者は本選演奏順に記載してあります。全作新作初演。

参加作曲家決定「アンサンブル・ルシェルシュ×日本現代音楽協会共同プロジェクト」


アンサンブル・ルシェルシュ×日本現代音楽協会共同プロジェクト 若手作曲家参加募集」の審査を行いました。審査員による選考の結果、15名の応募の中から以下の4名が選ばれました。

 

▼2019年10月予定
向井 航(作曲)× Christian Dierstein(パーカッション)

▼2019年11月予定
伊藤 彰(作曲)× Paul Beckett(ビオラ)

▼2020年3月予定
前川 泉(作曲)× Åsa Åkerberg(チェロ)

▼2020年4月予定
黒田 崇宏(作曲)× 岡 静代(クラリネット)

 

選ばれた作曲家とルシェルシュメンバーによるコラボレーションで新しい作品をつくり上げ、2019年10月~2020年4月に開催する4公演においてその作品を上演する予定です。