5月 25

ENSEMBLE EXOPHONIE TOKYOインタヴュ〜競楽を経験して〜5月27日デビューコンサート開催!


世界遺産となった国立西洋美術館をバックに。左から安田結衣子(ピアノ)、松岡麻衣子(ヴァイオリン)、間部令子(フルート)、山澤慧(チェロ)

国立西洋美術館をバックに。左から安田結衣子(ピアノ)、松岡麻衣子(ヴァイオリン)、間部令子(フルート)、山澤慧(チェロ)

 

 

5月27日にデビューコンサートを開催する「ENSEMBLE EXOPHONIE TOKYO」は、メンバーの多くが「現代音楽演奏コンクール“競楽”」の優勝者、ファイナリストということで、今回は競楽経験メンバーの皆さんに、アンサンブルのこと、また競楽のことをお話して頂きました!

 

チラシ表——本日はお忙しいところありがとうございます。当協会としては競楽でお馴染みの皆さんが顔を揃えてアンサンブルを結成されたとあって、とてもワクワクしているんですが、アンサンブルの名前である「エクソフォニー」はどういった意味で、どういった想いを込めているんでしょうか?

間部令子(フルート)「エクソフォニー」はドイツ語で「母国語の外の世界」を指す言葉で、メンバーの多くが海外のエクソフォニーな環境で音楽を勉強してきた背景や、西洋楽器を表現の手段とする日本人として、ほどよく馴染むかなと思いました。それから、世界各地での言葉を通したさまざまな考察が一冊に綴られている多和田葉子さんの著書『エクソフォニー』から深く感銘を受けています。音楽を多角的に捉え、立体的に練り上げた演奏を目指したい、仲間を尊重して刺激し合い、ひと味違うサウンドを作りあげたい、そんな願いを込めて。

——結成の経緯を教えて頂けますか?

間部 今回指揮をする作曲家の大西義明さんが東京にいらしてから、アメリカの共通の友人も多くいろいろ話していたら、大西さんは「アンサンブルの指揮をしたい」と。「それじゃあ編成は?」というと、やっぱりシェーンベルクの《月に憑かれたピエロ》の編成だろうということになりまして。時を同じくして、クラリネットの岩瀬龍太さんから「ウィーンから日本に帰国するから何か一緒にやろうよ」と連絡が来たんです。

——岩瀬さんは当協会の維持会友(サポーター)にもなってくださいました。

安田結衣子(ピアノ)私は間部さんから電話をいただいて。間部さんとは前に一度だけ坪能克裕さんの作品で共演したことがあって。

間部 何でも弾けるピアニストと言ったら安田さん、ということで。楽しい人だしムードメーカーとしても(笑)。

松岡麻衣子(ヴァイオリン)私も間部さんからお話をいただいて、チェロの山澤慧くんは私が推薦しました。

山澤慧(チェロ)お話をいただいて、小編成で、現代曲に強い人たちと一緒に出来るということで、麻衣子さん以外の方は一方的には知ってましたが、共演は初めてで、とても楽しみでした。

安田 私も山澤くんのことは一方的に知っていました。麻衣子さんは大学時代から知ってはいたんですけど。

松岡 森下周子さんの曲で一度共演したね。

山澤 僕は令子さんは「競楽の優勝者」ということで知っていました。

間部 声をかけるにあたって、若い世代とも一緒にやっていきたいと思ったし、今回たまたま多くのメンバーが競楽を経験していますが、競楽に挑むというのは現代曲に関心がある人だという基準にはなりますし。私の繋がりだけだど同じ学校出身の人たちになりがちなので、学校を越えてというのも意識しました。代表の大原裕子さんは作曲家で、ロンドンで学んで洗足学園で教えていたりと、違った風をもたらしてくれますし。

IMG_0041s——5月27日のデビューコンサートは、リンドベルイ、フェルドマン、シェーンベルク、武満徹、グリゼーの大作ばかり、かなり積極的なプログラムですね。どのように選曲されたんですか?

松岡 この編成で今後レパートリーにしていきたい曲をみんなで出し合いました。全部五重奏ではないですけど、この編成の楽器の組み合わせの曲も含めて300曲ぐらいリストアップしました。

安田 今回のプログラムは結構大変です(笑)。こんなにたくさん現代曲に取り組むのは久しぶりです。リハーサルを重ねてますけど、ピアノはシェーンベルクが特に大変ですね。

間部 聴きどころは…ヴァイオリンが結構ね…(笑)。

松岡 ハードル上げないでくださいよ(笑)。すごくヴァラエティに富んだ選曲です。「この楽器の組み合わせでこんなにいろんな色彩感のある響きが作れるんだ」というのを聴いてもらいたいですね。

間部 通常だとコンサートのメインで持ってくるような曲ばかり集めたので、盛りだくさんという印象です。

松岡 チャレンジングなプログラムですね。私はドイツに留学していた頃にこの編成でずっと活動をしていたので、今回初めてリハーサルで座った時すごい嬉しかったです。今回は全員日本人だから、きっと協調性があるアンサンブルになるのかな、と思ってたら、相当個性的な人たちの集まりで…(笑)。

間部 常にディスカッション(笑)。でもそれが競楽の本選まで行く所以だと思います。

安田 競楽経験者じゃないメンバーも相当…(笑)。みんないろんなところにいたから、そういう意味ではすごく面白いですよね。

松岡 海外だけじゃなく、国内でもいろんな経験を積んでる人達が交わってますからね。

山澤 僕は海外の経験はないのですが、皆さん海外で活躍されていた方ばかりなので、毎回リハーサルは刺激的です。今回のプログラム、チェロが特に目立つという訳ではないのですが、たまにとても美味しい箇所があります(笑)。

——今後はこのアンサンブルでどういった活動をされたいですか?

安田 メンバーを増やしていけたら良いですね。室内オーケストラも出来たら。

松岡 このメンバーを核にして、外に広げて行きたい、外に出て行きたいというのはありますね。

山澤 この編成に書かれたメジャーな作品はもちろん演奏していきますが、日本人作曲家が書いた、なかなか演奏されない作品の再演もしたいと考えています。

間部 今後はメンバーの大西さんや大原さんの新作とか、現音の会員の方々の作品も演奏できたらと思っています。日本のものを外に持ち出したいという想いは私はありますね。正に「エクソフォニー」ということですね。アンサンブルとしてレパートリーを増やしていって、クラシックのコンサートをあまりやっていないような小さなスペースでもどんどんやっていきたいです。

 

エクソフォニー

 

——競楽を経験してみての印象はいかがでしたか?

エクストレイル安田 最初ピアノソロで出た時、本選でナッセンとブーレースを弾いたんですけど、お客で来ていた演奏家の友達はみんな「ブーレーズカッコ良かったー!」って言ってくれたんですけど、審査委員の先生方、特に作曲の先生は「ナッセンのあんな良い曲あるんだね!」っておっしゃっていて、こんなにも印象が違うんだなって思いました。2年後、ソロでの参加を迷っていた時に、フルートの多久潤一朗さんからデュオでの参加に誘われて、多久さんだったら一緒にやりたい、挑戦したいなと思って。ソロでもデュオでも参加できたのは良かったです。

山澤 競楽は、ソロから六重奏までエントリー出来るし、楽器も何でもOKだし、無差別級的なところが魅力だと思います。僕は藝大の学部の頃から受けたくて、過去の受賞者の名前を見ながらモチベーションを高めてました。前々回の競楽X(優勝:ピアノ佐藤祐介)の時に一次予選落ちしたので、前回受けた時はとにかく予選はインパクトを残せるように、という風に選曲を工夫しました。

松岡 私も学生時代、ドイツに留学する前に受けて予選落ちしたので、前回受けるにあたって随分ブランクがあったので、受けるか受けないかホントにぐじぐじぐじぐじ間部さんに相談してて(笑)。「悩むならやめとけ」と言われて(笑)これで最後にしようと覚悟を決めて受けました。

manabereiko間部 私もアメリカ留学中に何度か受けて、優勝する前は予選落ちでした。ところで、管楽器は当たり前のように現代曲を演奏しますが、弦楽器は、特にソロ作品は少ない印象ですよね。

山澤 普通に学生生活をしていると現代曲を勉強する機会はあまりないんですが、最近は少しずつコンクールでも課題になってきています。高校時代、僕の学年は珍しく作曲の同級生がいなくて、新曲をやりたいと思っていたのに出来なくて、学部に入った時にその反動で「やります!やります!」と。それが新しい作品への興味や意欲に繋がっています。

松岡 私も高校の頃ぐらいから新しいものに興味があって、大学の頃は作曲科の友達と率先し試演会をやったりしてました。

安田 私は作曲科出身でピアノを弾いていますが、ピアノを弾きたいと思って作曲の勉強をしていました。クラシックは大好きだし沢山弾いているけど、同時代の作品を演奏するというのは「使命感」じゃないですけど、そういう気持ちはあります。作曲家の気持ちも分かると思うし、作曲家からの作品へのアプローチも出来ると思って。競楽へはそういう気持ちで参加しました。

maiko_matsuoka間部 前回のファイナルは凄かったですね。松岡さんがファンクでした(笑)。

松岡 私の本来の性格はそういうタイプじゃないんですけど(笑)湯浅譲二さんの《マイ・ブルー・スカイ第3番》を中心に据えて、結果はどうあれ、自分なりにチャレンジしたくて、衣装もいろいろ考えました。

安田 私の衣装はインド製ですから(笑)。

山澤 インド縛りの選曲でしたよね(笑)。僕は逆に黒一色の衣装で、それは、ツィンマーマンの《無伴奏チェロソナタ》が、無音で始まり無音で終わる曲なんで、他の曲も足そうかなと思ったんですが、1曲勝負にしました

yamazawakei間部 武士のような…(笑)。私の頃(競楽VII)は衣装はそんなに凝ってなかったですね。忙しい時期で、予選から本選まで、アメリカと日本を3往復、凄く長かった印象です。

安田 確かに、前々回までは一次予選・二次予選・本選だったのが、前回は予選・本選だったので、2回続けてファイナルに出てみて、雰囲気は違いましたね。前回はガラコンサートみたいな印象でした。

松岡 参加曲について間部さんに相談した時、相談しているうちに間部さんが「出たい出たい!」と言い出しちゃって「代わりに出てください!」なんて話してたんですけど(笑)。他にもいろんな人に相談にのってもらったり、作曲家の友達に演奏を聴いてもらったりもしました。やっぱり凄く難しいコンクールだと思うので、特に予選を通過するのが難しいと思うので。

山澤 ある楽器の友達が、凄く現代曲が得意なのに予選で落ちちゃって、それはひょっとしたら選曲もあったのかなと。

松岡 プログラミングのセンスとか、コンセプトとか、演奏する技術以外のものも求められますね。

安田 私はコンクールに出たことがなくて、コンクールってもっと凄くピリピリして誰もしゃべらないのかと思ってたら、競楽は楽器も編成も違うせいか、みんな凄くしゃべってて(笑)ビックリしたけど、私としてはリラックスして挑めたし、友達増やせる!みたいな感覚だったり、出会いも沢山あったし、共演してみたいなと思った人たちと今回こうやって一緒にアンサンブルが組めたのは嬉しいです。

間部 参加者の曲目リストを見るだけでも面白いですよね。自分の楽器じゃなくても、興味深い作品があったら、その作曲家のフルート作品がないか調べたりだとか。私と山澤くんはもう受けられないので、クラリネット、ヴァイオリン、ピアノの「ミニ・アンサンブル・エクソフォニー」で競楽に出てもらえればと思います(笑)。もう受けられない身としては「この曲を競楽の審査にかけてみたい」という曲があるので、もしフルートの作品を探している方がいれば是非連絡を頂ければと思います。

——みなさんのお話を聞いて、沢山の人が競楽にチャレンジし、それが新たな出会いの場になったり、更なる音楽活動へのステップになれば嬉しいです。貴重なお話をありがとうございました!

 

現代音楽演奏コンクール“競楽XII”の参加要項はこちら!

 

 

アンサンブル・エクソフォニー・トウキョウ Vol.1
2016年5月27日(金)18:30開場 19:00開演
豊洲シビックセンターホール(豊洲シビックセンター5F)

東京メトロ有楽町線「豊洲駅」7番出口から徒歩1分
新交通ゆりかもめ「豊洲駅」改札フロア直結

 

チラシ表間部令子 フルート
岩瀬龍太 クラリネット
松岡麻衣子 ヴァイオリン
山澤慧 チェロ
安田結衣子 ピアノ
大西義明 芸術監督・指揮
大原裕子 代表

 

《プログラム》
Magnus Lindberg (1958-)
Quintetto dell’estate (1979)

Arnold Schönberg (1874-1951) (arr. by A. Webern)
1. Kammersymphonie Op. 9 (1906/1923)

Morton Feldman (1926-87)
Durations I (1960)

Toru Takemitsu (1930-96)
Quatrain II (1977)

eet2016_flyer_back_0205.jpgGérard Grisey (1946-98)
Talea (1994)

 

《チケットのご予約・お問合せ》
一般 3000円/学生 2000円(当日は各500円増し)
exophonie.tokyo@gmail.com
080-8827-9922 (岩瀬)
演奏者各自でも承っておりますのでお問合せ下さい。

Confetti
フリーダイヤル 0120-240-540(通話料無料・受付時間平日10:00~18:00)
発行手数料がかかりますが、予約直後からセブンイレブンで受け取り可能です。

 

主催:アンサンブル・エクソフォニー・トウキョウ
後援:日本現代音楽協会/洗足学園音楽大学/東京藝術大学音楽学部同声会/フェリス女学院大学音楽学部同窓会/Fグループ

5月 20

現音レクチャーシリーズ「エレクトロニクスを知る(1)-3」講師:有馬純寿 6月4日開催!


 

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日本現代音楽協会主催
レクチャーシリーズ エレクトロニクスを知る(1)-3回目

日時:2016年6月4日(土)18:30
会場:きゅりあん5F第4講習室(前回までと違う部屋です)
JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線、大井町駅 徒歩約1分

講師:有馬純寿

 

▼第3回
第3回は手法の異なる2~3の作品を例に、既存の楽曲でエレクトロニクスがどのように扱われているかを分析し、ライブ・エレクトロニクスを用いた作曲に向けて、作曲技法と技術的な側面の両方から研究していきます。

 

受講料:800円(事前予約推奨。ご予約が無い場合は、当日お席や資料をご用意出来ない場合があります)

お問い合わせ:日本現代音楽協会
電話:03-3446-3506 E-mail: gen-on1930(a)jscm.net

Facebookページで参加予約

 

有馬純寿(ありますみひさ)プロフィール
1965年生まれ。エレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、現代音楽、即興演奏などジャンルを横断する活動を展開。ソリストや東京シンフォニ エッタなどの室内アンサンブルのメンバーとして多くの国内外の現代音楽祭に参加し、300を超える作品の音響技術や演奏を手がけ高い評価を得ている。第63回芸術選奨文部科学大臣新人賞芸術振興部門を受賞。2012年より国内外の現代音楽シーンで活躍する演奏家たちと現代音楽アンサンブル「東京現音計画」をスタート、その第1回公演が第13回佐治敬三賞を受賞した。現在、帝塚山学院大学人間科学部准教授。京都市立芸術大学非常勤講師。

5月 13

第12回現代音楽演奏コンクール競楽“XII”


ロゴ

第25回「朝日現代音楽賞選考」コンクール
第12回現代音楽演奏コンクール競楽“XII”

参加要項及び参加申込書pdf版はこちら

概要

●審査委員
安良岡章夫[長](作曲・日本現代音楽協会会員)
金子仁美(作曲・日本現代音楽協会理事)
斉木由美(作曲・日本現代音楽協会会員)
村田厚生(トロンボーン)
溝入敬三(コントラバス・第10回朝日現代音楽賞受賞者)
※役職は2016年1月現在

●日程
【予選】2016年11月4日(金)〜5日(土)
【本選】2016年12月4日(日)

●会場 古賀政男音楽博物館内 けやきホール(代々木上原)

●主催 日本現代音楽協会、朝日新聞社

※本要項は4月に日本現代音楽協会ウェブサイトで発表予定。

4月 08

現音レクチャーシリーズ「エレクトロニクスを知る(1)-2」講師:有馬純寿 4月29日開催!


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日本現代音楽協会主催
レクチャーシリーズ エレクトロニクスを知る(1)-2回目

日時:2016年4月29日(金・祝)18:30
会場:きゅりあん4F第1特別講習室 JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線、大井町駅 徒歩約1分

講師:有馬純寿

 

▼第2回 <コンサートの実践に向けた基礎知識>
エレクトロニクスを伴う作品の上演には、事前準備や機材の手配など通常の演奏会とは異なる準備が必要です。リハーサルの進め方や会場との打合せから本番当日の流れまでを検討するほか、実際の上演を考慮した作曲の方法も考えていきます。

 

受講料:800円(事前予約推奨。ご予約が無い場合は、当日お席や資料をご用意出来ない場合があります)

お問い合わせ:日本現代音楽協会
電話:03-3446-3506 E-mail: gen-on1930(a)jscm.net

Facebookページで参加予約

 

有馬純寿(ありますみひさ)プロフィール
1965年生まれ。エレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、現代音楽、即興演奏などジャンルを横断する活動を展開。ソリストや東京シンフォニ エッタなどの室内アンサンブルのメンバーとして多くの国内外の現代音楽祭に参加し、300を超える作品の音響技術や演奏を手がけ高い評価を得ている。第63回芸術選奨文部科学大臣新人賞芸術振興部門を受賞。2012年より国内外の現代音楽シーンで活躍する演奏家たちと現代音楽アンサンブル「東京現音計画」をスタート、その第1回公演が第13回佐治敬三賞を受賞した。現在、帝塚山学院大学人間科学部准教授。京都市立芸術大学非常勤講師。

4月 01

第33回現音作曲新人賞募集要項


第33回現音作曲新人賞 募集要項

審査員長:山本裕之 審査員:新垣隆・福井とも子

●テーマ:邦絃楽器

今回の現音作曲新人賞は、限定された種類の楽器、しかも日本の伝統音楽というある意味独特なバックグラウンドを背負ったものをテーマとしています。それを難しいと感じるか、だからこそ未踏のチャンスと捉えるか。柔軟な発想による面白い作品を期待しています。[審査員長 山本裕之]

●楽器編成:琵琶(薩摩・筑前)、三味線(細棹・中棹・太棹)、箏(十三絃・十七絃・二十絃)による独奏から三重奏、またはそれら邦絃楽器と洋楽器(一般的にオーケストラで使用される楽器)、もしくは他の和楽器を組み合わせた二重奏から三重奏。ただし打楽器は、和洋とも小規模なものに限る。前述以外の楽器を使用したい場合は事前に問い合わせの事。(青字2016年3月22日追記)

★作品募集に先立ち邦弦楽器についてのレクチャーを開催。詳細は要項下記。

●演奏時間:15分以内

●応募期間:2016年10月3日(月)~10月28日(金)当日消印有効

●応募資格:年齢、国籍は問わない。但し、過去の現音作曲新人賞受賞者、日本現代音楽協会会員は応募できない(準会員は応募可)。

●応募方法:下記提出物をまとめて送付または持参すること。

1. 応募作品総譜3部 ※総譜には作品名を明記し、作曲者名は記入しないこと
2. 応募申込用紙(ダウンロード、もしくは任意の用紙に以下の項目を記入)
(1) 氏名(日本字とローマ字両方で表記)
(2) 生年月日(西暦)
(3) 略歴(和文)
(4) 作品名(原題および英語表記)
(5) 及び作曲年(西暦)
(6) 作品解説(和文)
(7) 楽器編成
(8) 演奏所要時間(分秒)
(9) 住所、連絡先電話番号、FAX番号、E-mailアドレス
3. 返信用封筒:審査結果を通知します。長3型(235mm x 120mm)の封筒の表に応募者の住所、氏名を明記し、82円切手を貼付のこと)
4. 参加料(下記)振込用紙のコピー

●参加料:1曲につき1万円。振込手数料を負担の上、下記口座に振込むこと。
三井住友銀行 目白支店 普通 6360842 口座名義「日本現代音楽協会」

●応募先:日本現代音楽協会「現音作曲新人賞」係(下記参照)

●応募に際しての注意事項
a. 応募作品は公開演奏会に於いて未発表であること。
b. 一人が複数作品を応募提出することは可とする。
c. かつて当賞に応募した作品であっても、入選作でなければ再応募可。
d. 作品総譜には作品名のみを明記すること。応募者氏名や応募者が特定されるような文言は一切記載しないこと
e. 楽譜は、黒色の表記の鮮明なコピー、黒インクによるペン書きの表記、ノーテーションソフトを用いて作成しプリントアウトしたもの、それらのいずれかであること。
f. 一旦提出された楽譜の内容の変更や追加は認めない。
g. 万一の事故に備えて、作曲者は応募作品の控えを必ず保管すること。
h. 応募した資料は原則として返却されない。返却希望者は、予め返却費用を添えて、事前に申し出ること。
i. 一旦納入された参加料は、いかなる理由があっても返金されない。

●問合せ:要項の内容に関して不明な点は、文書(E-mail、FAX、郵送等)にて、日本現代音楽協会宛に問い合せること(氏名、連絡先を明記のこと)。

●審査:譜面審査により入選作品4曲程度を選出する(入選作品は2016年11月中にウェブサイトで発表。応募者には事前通知)。入選作品は下記の演奏会に於いて演奏し入賞作品を決定する。

〈現代の音楽展2017〉邦楽・絃楽プロジェクト(仮)
【日時】2017年3月3日(金)開演時間未定
【会場】渋谷区文化総合センター大和田6F伝承ホール
【演奏】吉村七重(箏)田原順子(琵琶)野澤徹也(三味線)藤高理恵子(琵琶)他
◎第1部:第33回現音作曲新人賞本選会
◎第2部:邦絃楽器へのアプローチ(日本現代音楽協会会員作品5作程度)

●表彰
⇒【現音作曲新人賞】同賞の第33回目の受賞者となり、表彰式において賞状と賞金15万円が授与される(受賞者複数の場合は分割授与)。また日本現代音楽協会に入会を希望する場合には入会審査が免除される。
⇒【富樫賞】審査員が富樫賞にふさわしいと判断した作品に贈られる審査員奨励賞。表彰式において、賞状と賞金10万円が授与される(受賞者複数の場合は分割授与)。

●発表:以上の表彰についての発表は、本選会終了時に行う。

 

●レクチャー

■Vol.1 琵琶編
日時:2016年3月20日(日)13:00~16:00
集合時間:13:00
会場:府中グリーンハイツ3号棟1階集会室
JR武蔵野線北府中駅下車徒歩8分京王線府中駅下車徒歩15分
府中市晴見町1-28

解説:田原順子(筑前琵琶)石田さえ(薩摩琵琶)
演奏協力:聚の会メンバー
司会:松尾祐孝(作曲家)

資料代=500円(事前予約推奨)

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■Vol.2 三味線&箏編
日時:2016年4月3日(日)13:00~16:00
集合時間:13:00
会場:洗足学園音楽大学 アンサンブルシティ棟5階 C501教室
東急田園都市線溝の口駅・JR南武線武蔵溝ノ口駅下車徒歩8分
川崎市高津区久本2-3-1

解説:森重行敏(現代邦楽研究所長)石垣清美(箏・十七絃)野澤徹也(三味線)吉村七重(二十絃箏)
進行補佐:松尾祐孝(作曲家)

資料代=500円(事前予約推奨)

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主催:日本現代音楽協会
協力:洗足学園音楽大学・現代邦楽研究所(4/3)聚の会(3/20)
予約・問い合わせ:日本現代音楽協会

 

▼申し込み・問い合わせ先
日本現代音楽協会「現音作曲新人賞」係
〒141-0022 東京都品川区東五反田2-5-7山市ビル501
Tel: 03-3446-3506 Fax: 03-3446-3507 E-mail: 80th (a) jscm.net ※(a)を@に変えて送信してください。
Web: www.jscm.net 開局時間:月〜金10〜17時(祝祭日除く)

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