【現音共催】ゲルハルト・ミュラー=ゴールドブーム(作曲家/ベルリン・ドイツ交響楽団コントラバス奏者)10月28日洗足学園にてレクチャー開催

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2015年1028日(水)18:30開演|洗足学園音楽大学シルバーマウンテン2階
入場料:500円(予約不要/日本現代音楽協会会員および洗足学園関係者は無料)

ベルリンを拠点に活動するゲルハルト・ミュラー=ゴールドブーム(Gerhardt Müller-Goldboom)は、作曲家にして指揮者、コントラバス奏者、アンサンブルディレクターも務める等、幅広く活躍している。微分音程に関する独自の理論を持つ氏はベルリン・ドイツ交響楽団のコントラバス奏者でもあり、同交響楽団日本公演のために来日中の今般、作曲と演奏に関するレクチャーを開催する。

主催:洗足学園音楽大学
共催:日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)

 

 

【関連公演】ゲルハルト・ミュラー=ゴールドブーム室内楽作品演奏会
2015年11月3日(火・祝)18:30開場/19:00開演アコスタディオ(JR原宿駅竹下口徒歩2分/渋谷区神宮前1丁目23-27/TEL.03-3408-4541)

sabi (1998) *日本初演
for a string instrument (version for double bass)

air (1991/2011) *日本初演
for flute

less than: #1 (2000) *日本初演
– corresponding to a possibly only imagined painting –
electronic composition

tokyo duo – improvisation
voice and double bass

演奏
コントラバス:ゲルハルト・ミュラー=ゴールドブーム
フルート:コルネリア・ブランドカンプ
ヴォーカル:ヒグチケイコ

 

入場料
予約2,500円/当日3,000円

予約・お問い合わせ
090-9290-1483(鈴木)
yoyaku.music@hotmail.com
※2日以内に確認のメールをお送りいたします。確認のメールが届かない場合は、お手数ですが上記電話番号までご連絡くださいますようお願い致します。

 

主催:ミュラー=ゴールドブーム演奏会実行委員会
後援:日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)

 

●ゲルハルト・ミュラー=ゴールドブームとは、何者なのか? ある人にとっては、あのアンリ・プスールのオペラ《君たちのファウスト》の完全版世界初演をなしとげたアンサンブル“ワーク・イン・プログレス-ベルリン”の主宰者である。また別の人にとっては、2005年にアルディッティ弦楽四重奏団によって初演された《gli spazzi dentro》(2001)の作曲者である。だが、どちらにせよ、今回、日本では初めてとなる彼の個展のプログラムは、彼をよく知るベルリンの人たちに、驚きと不安を与えるにちがいない。というのも、これまで彼が作曲してきた、理論的探求に裏打ちされ、緻密に計算された音楽――そこには、ハインリヒ・シュトローベル財団実験スタジオでの研鑽や、サシャ・ヴァルツの《メデア》の音楽を担当した経験が活かされている――とともに、それに抗うかのように彼自身による即興が用意されているからだ。しかし、彼らの不安は、羨望へと変わるだろう。音楽、演劇、舞踏の境を取り払い、身体と声へと集約されたヒグチケイコのパフォーマンスは、はたして、カラヤン・アカデミー生としてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で研修し、現在、某名門オーケストラに在籍するコントラバス奏者でもある彼に、どんな音楽を作り出させるのだろうか?