ジョージ・ケントゥロス ヴァイオリンリサイタル 新作募集!

現音 in 関西 vol.12 演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ
「ジョージ・ケントゥロス ヴァイオリンリサイタル」作品公募

日本現代音楽協会では、2011年より関西会員を中心に、演奏家とのコラボレーション企画を継続してきました。毎回一人(または一団体)の演奏家を迎え、その活動や楽器の魅力を紹介しつつその演奏家のための新作を中心としたリサイタルを開催するというものです。

今回登場するのは、スウェーデンのヴァイオリニスト、ジョージ・ケントロス氏。彼は早くから実験的な音楽表現に取り組み、クラシックと現代音楽の融合、エレクトロニクスとの協働、即興と記譜音楽の往還など、多様な領域で作曲家や演奏家とコラボレーションを行ってきました。

今回の公演は、ケントゥロス氏によるヴァイオリンソロ・リサイタルです。彼のこれまでの活動のほんの一部ですが、まとめたビデオもありますので、ご興味ある方はご覧ください。

自由な発想に基づく斬新な作品を大いに歓迎します。採用された作品は、今後ケントゥロス氏によってヨーロッパなど海外で再演される可能性もあります。この機会を前向きに捉えてくださる方は、ぜひ奮ってご応募ください。(制作:福井とも子

George Kentros(ジョージ・ケントゥロス):ヴァイオリニストのジョージ・ケントゥロス氏は、米国のイェール大学、マネス音楽院、そしてストックホルム王立音楽大学で学んだ。これまで室内楽奏者、ソリスト、時には俳優としてヨーロッパ各地、北中米、日本、オセアニアで演奏を行ってきた。主に現代音楽アンサンブルthe peärls before swïne experienceや、エレクトロニック・デュオthere are no more four seasonsとともに活動している。常に新しく実験的な芸術音楽を目指し、これまで21カ国、200人以上の作曲家に委嘱をしている。その活動によりスウェーデン作曲家協会、エディション・ライマース、北欧作曲家評議会から現代音楽解釈に関する賞を受けている。さらにジャンルを超えたオルタナティブな芸術表現の先駆けとなった前衛的アートクラブSEKTを創設し、新しい音楽と、クラシックや電子音楽とを融合させる実験的プロジェクトの拠点として運営してきた。その後も様々な芸術団体やSound of Stockholm音楽祭、国際現代音楽協会(ISCM)の理事に名を連ねている。近年は、ストックホルム王立美術学院の研究員や、2021~2023年にはストックホルム王立音楽大学のアーティスティック・リサーチャーを務めた。世界各地の学校でマスタークラスや講義を行う一方で、ストックホルム王立音楽大学において、EUの作曲家と演奏家のための修士課程Copecoプログラムの一環として現代音楽実践を指導している。現在は前衛芸術団体フィルキンゲンの副会長を務めている。

 

▼作品募集要項

募集内容伴奏を伴わないヴァイオリン・ソロのために書かれた新作。1人2作品まで応募可。ライブ・エレクトロニクスは不可、フィクストメディアを用いるなど簡易なエレクトロニクスを使用したい場合は必ず事前に問い合わせをすること。またそれにかかる諸経費は全て作曲者が負担する。

演奏時間5分程度(6分を超えないもの)

募集締切:2025年12月25日(木)23:59必着

選考:ジョージ・ケントゥロス、福井とも子

応募方法:(1)楽譜 (2)作品名・作曲年・演奏時間 (3)応募者氏名・連絡先 (4)協会会員/一般/25歳以下の区分をメールで提出、または郵送。

応募料:無料。作品が選ばれた場合、以下の出品料が必要になります(演奏料含む。出品料相当のチケットをさしあげます)。

【日本現代音楽協会会員】4万円
【一般】5万円
【一般25歳以下】2万円

応募・問合せ先
特定非営利活動法人日本現代音楽協会
〒141-0031東京都品川区西五反田7-19-6-2F
電話:03-6417-0393  FAX:03-6417-0394
メール:80th@jscm.net

 

ジョージ・ケントゥロス ヴァイオリンリサイタル 公演情報
2026年3月27日(金)19:00開演予定
会場:豊中市立文化芸術センター小ホール(曽根)