フォーラム・コンサート第1夜 (11月30日) 出品作曲家プログラム・ノート
11月 17 2023
フォーラム・コンサート第1夜のプログラムノート
フォーラム・コンサート出品作のプログラム・ノートを先行公開します。
「作品について」をお読みになると、聴く前から曲のイメージが膨らむのでは。
11月 17 2023
フォーラム・コンサート第2夜のプログラムノート
フォーラム・コンサート第2夜 (12月1日) 出品作曲家プログラム・ノート
フォーラム・コンサート出品作のプログラム・ノートを先行公開します。
作曲者によっては追加メッセージもあります。
「作品について」をお読みになると、聴く前から曲のイメージが膨らむのでは。
12月1日には、これらのメッセージが実際にどのように音像化されているかを確かめに、
是非とも東京オペラシティリサイタルホールまで足をお運びください。
10月 16 2023
〈現音 Music of Our Time 2023〉11月12日〜1月7日にコンサート、コンクール、レクチャーを開催
レクチャーSeries 新しい創造の扉
AI と現代音楽
2023年11月12日(日)
会場:洗足学園音楽大学 アンサンブルシティ棟C301教室
●シンポジウム1 13:50開場 14:00開演「生成AIとの共存に向けて」
【作編曲家】 奥慶一・エンドウ.・関美奈子
【クリエイター】太田雅友
【法律専門家】張睿暎
【AI研究】大谷紀子・安藤大地
【進行役】松尾祐孝(日本現代音楽協会会員)
このところ進展が著しい生成AIの音楽への活用の発展に伴う主に著作権関連の問題点について議論を深めます。
●シンポジウム2 15:20開場 15:30開演「AI と現代音楽 Part II」
【事例報告作曲家】小川類・橋本信(日本現代音楽協会会員)
【音声合成研究】嵯峨山茂樹
【AI研究】安藤大地
【進行役】松尾祐孝(日本現代音楽協会会員)
昨年度のシンポジウム(Part I)の検討を引き継いで、今回は具体的な事例の報告を端緒として議論を深めます。
【共催】日本AI音楽学会
●入場無料・要予約(配信無し)⇒ 11月11日(土)までに 80th@jscm.net 宛にメールでご予約ください。関連動画をメールでお送りしますので事前にご視聴の上ご参加ください。
フォーラム・コンサート 第1夜
2023年11月30日(木)18:15開場 18:30開演
会場:東京オペラシティリサイタルホール
1.浅野藤也/クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための音楽(作曲2023年初演)
甲斐史子(ヴィオラ)大須賀かおり(ピアノ)他
2.楠 知子/組曲 気候変動 より Ⅴ ソナタ(作曲2023年/改訂2023年改訂初演)
楠知子(ピアノ)
3.田中範康/二十五絃箏のための音楽(作曲2023年初演)
木村麻耶(二十五絃箏)
4.河野敦朗/the unknown(作曲2023年初演)
菊地秀夫(バスクラリネット)榑谷静香(ピアノ)
5.くりもとようこ/八事のホケトゥス(作曲2023年)
間部令子(フルート)甲斐史子(ヴァイオリン)
6.植野洋美/自由と平和の略奪(仮)(作曲2023年初演)
植野洋美(ピアノ)+エレクトロニクス
7.ロクリアン正岡/弦楽四重奏曲第5番「いのしし人間の諸相」(作曲2023年初演)
迫田圭・加藤綾子(ヴァイオリン)亀井庸州(ヴィオラ)北嶋愛季(チェロ)
8.松岡貴史/秋の夜長は…(作曲2023年初演)
庄野文哉(尺八)遠藤咲季子(箏)
フォーラム・コンサート 第2夜
2023年12月1日(金)18:15開場 18:30開演
会場:東京オペラシティリサイタルホール
1.大平泰志/paresha(作曲2023年初演)
荒木匠登(チェロ)
2.板津昇龍/ヴィオラの日記 Diary of Viola(作曲2023年初演)
迫田圭(ヴィオラ)
3.堀切幹夫/即興’23.12「夢/自然」(作曲2023年初演)
堀切幹夫(ピアノ)
4.河内琢夫/《胎動》(作曲2023年/改訂2023年改訂初演)
伊藤麻衣子(オルティンドー)上田麻里名(箏)河内琢夫(打楽器)金曽武彦(ライヴ・エレクトロニクス)
5.木下大輔/新作(作曲2023年初演)
堀江真理子(ピアノ)
6.小坂直敏/今若冲蝶の図より「クジャクチョウ」(作曲2023年初演)
美嶋佑哉(ヴァイオリン)小坂紘未(ピアノ)
7.露木正登/クラリネット・ソナタ第4番(作曲2023年初演)
鈴木生子(クラリネット)及川夕美(ピアノ)
8.山本成宏/空蝉の杜(作曲2021年)
間部令子(フルート)荒木匠登(チェロ)
9.早川和子/竹の青さ(詩:三好達治)(作曲2023年初演)
きのしたひろこ(アルト)秋山徹(テノール) 櫻井利幸(バリトン)永岡信幸(ピアノ)
笙:三浦礼美・中村華子 特別出演:宮田まゆみ
2023年12月7日(木)18:30開場 19:00開演
会場:東京オペラシティリサイタルホール
1. 盤渉調 調子(雅楽古典曲)2笙, 竽
2.森田泰之進/ReincarnatiOn Ring 音/輪 2020(作曲2020年)2笙, iPod, Recorded sound
3.ジャン=パトリック・ブザングラン/…sans feuilles à disperser(作曲2021年)笙
4.木下正道/graduale V 〜田島和枝さんの思い出に〜(作曲2022年)笙
5.藤井喬梓/Sho-Time(作曲1992年)笙, 竽
6.伊左治直/アサギマダラと神の少女(作曲2018年)3笙
7.山根明季子/新作(作曲2023年委嘱初演)2笙
8.高橋久美子/syzygy~二管の笙と竽のための~(作曲2022年委嘱初演)2笙, 竽
メゾ・ソプラノ:小阪亜矢子 フルート:今井貴子 チェロ:北嶋愛季
2023年12月8日(金)18:30開場 19:00開演
会場:東京オペラシティリサイタルホール
1.ヘルムート・ラッヘンマン/temA(作曲1968年)ms, fl, vc
2.エリック・タンギー/Le jardin des délice《快楽の園》(作曲1996年)ms, fl, vc
3.ピエール・ブーレーズ/《ル・マルトー・サン・メートル(主なき槌)》より〈怒る職人〉(作曲1952年)ms, fl
4.坂田直樹/新作(作曲2023年委嘱初演)ms, fl, vc
5.河崎 純/捨て子たち 星たち 2023(改訂版初演)
・慈善病院の白い病室で(詩:ブレヒト)(作曲2016年)
・明るい石たちが(詩:ツェラン)(作曲2015年)
・白く軽やかに(詩:ツェラン)(作曲2014年)
6.小田 侑/Shade in Sustention for cello solo(作曲2020年)
7.岸野末利加/Monochromer garten VIII for Alto flute solo(作曲2016年)
第40回現音作曲新人賞本選会
2023年12月21日(木)18:30開場 19:00開演
会場:東京オペラシティリサイタルホール
▼第1部:現音作曲新人賞本選会(演奏順未定)
1.相澤圭吾/2本角アテンション(作曲2023年初演)cl, sax
2.川口 孟/刻刻(作曲2023年初演)cl, sax
3.魯戴維/エル・タンゴ(作曲2023年初演)cl, sax
4.渡邊 陸/歯車(作曲2023年初演)vn, pf
【演奏】
デュオ・ニュークラシカ(サクソフォン:坂口大介 クラリネット:菊地秀夫)
ROSCO(ヴァイオリン:甲斐史子 ピアノ:大須賀かおり)
▼第2部:日本現代音楽協会会員による小個展〜近藤浩平 左手のピアノ独奏作品
1.海辺の祈り~震災と原子炉の犠牲者への追悼 左手のピアノ版 作品121
2.海辺の雪~震災と津波の犠牲者への追悼 作品122
3.三段峡と八幡高原(安芸の山々~西中国山地)作品206
【演奏】智内威雄(ピアノ)
●座席一般券:3,000円 ⇒ ネットで購入
●座席学生券:1,500円 ⇒ ネットで購入(入場時要学生証)
●インターネット視聴券:1,500円 ⇒ ネットで購入
“WNMD”を彩る作曲家たち
ISCM“世界音楽の日々”100周年記念コンサート
会場:東京オペラシティリサイタルホール
●2024年1月7日(日)15:00開場 15:30開演
1.Simon Steen-Andersen(1976-/デンマーク)
Within Amongst(作曲2005年日本初演)gt
映像やオブジェなど、視覚的トリックを存分に用いた表現で人気絶頂の作曲家の、生ギターたった一本で聴かせる作品。
2.増田建太(Virtual Collaborative Series 2020入選)
VIS(作曲2016/2023年改訂初演)vc
3.Jug K. Marković(1987-/セルビア)
set adrift (作曲2018年日本初演)cl
ISCM“世界音楽の日々”(World Music Days/WMD)2019年タリン(エストニア)大会、ISCM Young Composer Award(YCA/35歳以下の作曲家対象)受賞者。
4.土井智恵子(2013年大会入選)
新作(作曲2023年初演)2vn
5.Francesco Filidei(1973-/イタリア)
Corde Vuote(作曲2011年東京初演)vn, vc, pf
今や国際的な作曲家として誰もが才能を認めるフィリデイ。作品の存在感は圧倒的。時に奇妙でクレイジーな映画を見ているようであるが、素晴らしく洗練されている。
6.徳永 崇(2002年大会・2014年大会入選)
時間工芸(作曲2021年)a-sax, pf
7.Alexander Schubert(1979-/ドイツ)
Sugar, Maths and Whips(作曲2011年日本初演)vn, db, pf, perc, elec
奇抜な映像を駆使するなど、マルチメディアの分野で次世代をリードする。WMD2019年タリン(エストニア)大会でも注目を集めた。
●2024年1月7日(日)18:30開場 19:00開演
1.Kaija Saariaho(1952-2023/フィンランド/ISCM名誉会員)
Sept Papillons for Solo Cello(作曲2000年)
ISCMの数少ない女性名誉会員の一人(72人中女性は2人)。晩年まで活躍するも2023年に亡くなった。
2.南 聡(2001年大会・2002年大会入選)
音響版画(作曲2012年改訂初演)cl, hp
3.Franck Bedrossian(1971-/フランス)
La solitude du coureur de fond(作曲2006年)a-sax
複雑に書き込まれた楽譜から生まれる力強い音楽が魅力。ある小説から着想を得て、主人公の肉体的・精神的圧迫を社会の弱者、その声なき声などと絡めて表現。生演奏の迫力を感じられる作品。
4.松尾祐孝(1992年大会入選)
DISTRACTION(作曲1987年)cl, pf
5.Beat Furrer(1954-/スイス)
Ira-Arca(作曲2012年日本初演)b-fl, db
キャリアも人気も知名度も言わずもがな。長年オーストリアを拠点に活躍。この曲は一瞬何の楽器かわからないような不思議な奏法が満載。
6.Hèctor Parra(1976-/スペイン)
Mineral Life II (作曲2016/2021年日本初演)va
綿密に書き込まれた楽譜と複雑な音響が持ち前の作曲家。そのキレッキレのヴィオラソロ。
7.松平頼曉(1931-2023/日本/ISCM名誉会員)
マーキトリー(象眼)(作曲1976/1985年)fl, cl, hp, perc, pf
WNMDに11回入選。情念に頼らない作曲姿勢を貫く。長年現音の理事としても尽力。この作品は初演以来演奏されておらず、今回は貴重な機会となるであろう。
●15:30公演一般座席券:前売3,500円/当日4,000円 ⇒ ネットで購入
●15:30公演学生座席券:前売2,000円/当日4,000円 ⇒ ネットで購入(入場時要学生証)
●19:00公演一般座席券:前売3,500円/当日4,000円 ⇒ ネットで購入
●19:00公演学生座席券:前売2,000円/当日4,000円 ⇒ ネットで購入(入場時要学生証)
●2公演通し一般座席券:5,000円(1月6日までの前売販売のみ、当日販売なし)⇒ ネットで購入
●2公演通し学生座席券:3,000円(1月6日までの前売販売のみ、当日販売なし)⇒ ネットで購入(入場時要学生証)
●2公演通しインターネット視聴券:3,500円(1公演のみの視聴券なし) ⇒ ネットで購入
10月 05 2023
第40回現音作曲新人賞入選者発表
第40回現音作曲新人賞の譜面審査を行いました(テーマ:現在形のデュオ)。
全28作の応募の中から、福井とも子審査員長、星谷丈生・山本裕之審査員による厳正な審査の結果、新人賞候補作品(入選作)に下記の4作が選ばれました。
2023年12月21日(木)19:00開演、東京オペラシティリサイタルホールにて行われる〈現音 Music of Our Time 2023〉「第40回現音作曲新人賞本選会」に於いて、演奏審査により新人賞受賞作を決定します。
■入選作(作曲者名五十音順に表記)
相澤圭吾(AIZAWA Keigo)
《2本角アテンション》cl, sax
川口 孟(KAWAGUCHI Takashi)
《刻刻》cl, sax
魯戴維(LU Daiwei)
《エル・タンゴ》cl, sax
渡邊 陸(WATANABE Riku)
《歯車》vn, pf
7月 31 2023
現音作曲家レクチャーシリーズ 第2回 山内雅弘 9月2日15:00から洗足学園音楽大学で開催!
現音作曲家レクチャーシリーズ 第2回
山内雅弘~私の考えるオーケストラ作品作曲術~
2023年9月2日(土)15:00〜
洗足学園音楽大学アンサンブルシティ棟C201教室(東急田園都市線「溝の口」JR南武線「武蔵溝ノ口」徒歩9分)
〒213-8580神奈川県川崎市高津区久本2-3-1
入場無料(資料準備の都合上、出来るだけご予約をお願いします)
昨年に始動した新企画「現音作曲家レクチャーシリーズ」は、作曲を学んでいる音大生、現代曲の演奏に積極的に取り組んでいる音大生、若い世代の作曲家ならびに演奏家に向けて、日本現代音楽協会の作曲家による自作を題材とした、音楽語法や創作の姿勢等について語るレクチャーです。第二弾となる今回の登壇は日本現代音楽協会理事の山内雅弘会員。「私の考えるオーケストラ作品作曲術」と題し、自身の主要なオーケストラ作品を例にあげて、スケッチからスコア化までのプロセス、形式について、オーケストレーションの考え方、特殊奏法について、音組織について、といった諸観点から徹底解説いたします。
●講師:山内雅弘(作曲家/日本現代音楽協会理事)
【取り上げる予定の作品】
風の糸〜ヴァイオリンとオーケストラのための(1998)
宙の形象〜ピアノとオーケストラのための(2010)
管弦楽のための協奏曲(2012)
主題の無いパッサカリア〜オーケストラのための(2016)
SPANDA〜ヴィブラフォンとオーケストラのための(2018)
●主催・お問い合わせ・お申し込み
特定非営利活動法人日本現代音楽協会
e-mail:80th@jscm.net
電話:03-6417-0393
●協力:洗足学園音楽大学 作曲コース
山内雅弘(やまうち・まさひろ)1960年仙台市生まれ。東京藝術大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。1983年ミュージック・フロム・ジャパン演奏会(於ニューヨーク・カーネギーホール)で「中棹三味線と管弦楽のための相響」を世界初演。第1回日仏現代音楽作曲コンクール入選、クルーズ国際ピアノ会議作曲コンクール第1位、シルクロード管弦楽作曲コンクール入賞、日本交響楽振興財団第作曲賞入選(第17回・第23回)、日本交響楽振興財団奨励賞、第11回朝日作曲賞佳作入選(合唱組曲)、文化庁舞台芸術創作奨励賞(合唱曲)、全日本吹奏楽コンクール課題曲公募第16回朝日作曲賞受賞、合唱組曲公募第16回朝日作曲賞受賞、第2回東京佼成ウインドオーケストラ作曲コンクール第1位、第21回芥川作曲賞。作曲を本間雅夫、北村昭、八村義夫、南弘明、松村禎三、黛敏郎の各氏に師事。 現在、東京学芸大学教授、日本現代音楽協会理事、日本作曲家協議会副会長。