第37回現音作曲新人賞に根岸宏輔さん

前列左から、紺野鷹生(入選)、山田大貴(入選)、室元拓人(入選)、根岸宏輔(第37回現音作曲新人賞/聴衆賞)、岡本伸介(入選)。後列左より、渡辺俊哉日本現代音楽協会事務局長、松平頼曉審査員、久留智之審査員長、近藤譲日本現代音楽協会理事長、徳永崇審査員。

講評、結果発表を行う久留智之審査員長

特定非営利活動法人日本現代音楽協会(理事長:近藤譲)は、2020年12月4日(金)19:00より、東京オペラシティリサイタルホールに於いて〈現代 Music ou Our Time 2020〉「第37回現音作曲新人賞本選会」(審査員長:久留智行、審査員:徳永崇、松平頼曉)を開催し、譜面審査会において入選した5作品の演奏審査を行いました。
厳正な審査の結果、根岸宏輔(ねぎし・こうすけ/1998年生まれ)さんの《仄めく幻影の その揺曳する挙動》が2020年度「第37回現音作曲新人賞」に選ばれました。
演奏、審査に続いて表彰式が行なわれ、近藤譲理事長より賞状と賞金15万円が授与されました。
また聴衆賞にも同作が選ばれました。
なお、2021年度の「第38回現音作曲新人賞」は、森田泰之進日本現代音楽協会理事が審査員長を務め、募集テーマは「差異(ディスタンス)を越えて」で、独奏から三重奏の作品を募集します。募集要項は2021年1月頃に発表します。

※応募総数23作。一次審査(譜面審査):2020年9月22日(火)

 

 

第37回現音作曲新人賞本選会結果
2020年12月4日[金]19:00開演 東京オペラシティリサイタルホール

■第37回現音作曲新人賞
賞状、賞金15万円
根岸宏輔(ねぎし・こうすけ)
《仄めく幻影の その揺曳する挙動》
演奏:多久潤一朗(フルート)菊地秀夫(クラリネット)甲斐史子(ヴィオラ)

■入選(表彰状)
紺野鷹生(こんの・たかお)《二つの反影》
山田大貴(やまだ・だいき)《プラズマ》
室元拓人(むろもと・たくと)《Tokara Evoke》
岡本伸介(おかもと・しんすけ)《Barcarolle from Inland Sea》

■聴衆賞(賞状)
根岸宏輔(ねぎし・こうすけ)
《仄めく幻影の その揺曳する挙動》

※入選者は本選演奏順に記載してあります。全作新作初演。