〈現音・秋の音楽展2013〉サテライト公演出演者公募

70年代の冒険と現代の展開
GEN-ON Contemporary Music Day in KUNITACHI

 

〜現音・秋の音楽展2013サテライト公演〜出演希望者公募

 

【演奏会日時】2013年10月26日(土)18時開演
※当日14時以降に90分程の最終リハーサルを予定しております。

【演奏会場】国立音楽大学内(玉川上水)

【演奏曲目】坪能克裕作曲「オカリナのためのコンヴェンション」(1972)

【初回リハーサル】2013年8月3日(土)13時開始
東京音楽大学(池袋)A地下100教室にて

 

音楽の専門家でない方やオカリナの初心者でも参加できます。
10月26日の演奏会に出演を希望される方は、8月3日(土)13時より東京音楽大学にて開催されます「図形楽譜による音楽づくりワークショップ」(ワークショップ・リーダー:坪能克裕)に参加することが条件となります。このワークショップは、「オカリナのためのコンヴェンション」の初回リハーサルも兼ねるものです。
ワークショップ参加と演奏会出演を希望される方は、オカリナを持参することが望ましいですが、希望者には楽器を使用日のみ貸与することも可能です。

 

【参加料】8月3日にワークショップ参加費として3,000円預かりますが、10月26日の演奏会に出演されますと、一律の交通費と預り金全額を加えた額を演奏料としてお返しします。

【募集人数】先着30名

【問い合わせ・申し込み先】
日本現代音楽協会事務局
TEL:03-3446-3506(平日10:00〜17:00)FAX:03-3446-3507
E-mail:80th (a) jscm.net

深澤舞*ボストン便り(11)

西海岸のビーチ。違う国に来たようでした。

西海岸のビーチ。違う国に来たようでした。

季節の移り変わりが早いとは言え、昨秋に寄稿させて頂いて以来、すっかり時間が経ちすぎてしまいました。ボストン・マラソンのテロからも、早いものでもうすぐ2ヶ月。6月に入って、こちらも梅雨のように雨が降り続いています。街には緑が溢れ、平和への祈りとともに、また穏やかな時間が積もっています。

先月、西海岸を旅行してきました。ボストンからロサンゼルスまで飛行機で飛び、そこからキャンピングカーに乗りヨセミテ国立公園、セコイア国立公園、ラスベガスを経てグランドキャニオンと、アメリカの大自然を周る10日間― その中で、印象的な音たちとの出会いがありました。

セコイアの森。地球上で最も大きな生命体とされる80mの巨木群が聳えます。

セコイアの森。地球上で最も大きな生命体とされる80mの巨木群が聳えます。

ロサンゼルス近くの海辺を散歩していた夜、ドアを開け放した民家のテラスに数人集まり、思い思いに太鼓を叩いたり笛を吹いたり、それに合わせて鼻歌のように歌を口ずさんだり・・バークリー音楽院のウエストコースト・ジャズの授業でヒッピー音楽にも少し触れ、何とも言えない湿度を帯びた魅力を感じたのですが、この時も、西海岸独特の開放的な土地と気候、そこに刻まれてきた歴史と音たち、全てがこの歌とゆるやかに溶け合い、波打っていました。セコイア国立公園に聳える、樹齢2000年を越す巨木の穏やかな葉擦れの音、グランドキャニオンに昇る朝日を背に飛び立つ鳥たちの羽音、 デスバレーの砂漠地帯で暮らす家族が焚き火を囲んで歌う優しい旋律 、サンタモニカの潤いに満ちた夜の海風、それぞれの地で生まれ、奏でられ、歌われてきた音楽たち・・全てがあまりにも自然に揺蕩い、「音」と「音楽」との境界を滲ませ、なくしているように思われました。

20億年の地層の底を流れ続けるコロラド川。

20億年の地層の底を流れ続けるコロラド川。

ここに生まれ育っていたら、どんな音に包まれ、どんな音楽を書いていたのだろうと想像を巡らせながら、そして音と音楽の境が消滅する、その淵への出逢いを求めて、まだ見ぬ様々な地へ、そして自分自身のルーツと音の中へと、旅への楽しみが膨らみます。

最終日に寄ったハリウッド、フランク・シナトラの手形もありました!

最終日に寄ったハリウッド、フランク・シナトラの手形もありました!

最後に、友人に教えてもらった動画をご紹介させて頂きます。たまたま同じ地下鉄に乗り合わせた2人のサックス奏者による、車内で始まった即興演奏。ニューヨークの魅力が溢れます。こちら、ボストンは今年もタングルウッド音楽祭のシーズンが始まりました。この季節になると 、紫陽花に乗っていた雨粒を、友だちと弾いて遊んだ通学路を懐かしく思い出します。美しい季節を、どうぞお元気にお過ごしください。

YouTube Preview Image

(2013.6.12. Mai Fukasawa)

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上野信一打楽器ワークショップ報告〜渡辺俊哉

 

報告:渡辺俊哉(日本現代音楽協会会員)

 

打楽器ワークショップ

上野信一、悪原至

5月25日(土)に上野信一氏のスタジオにおいて、打楽器ワークショップが開かれた。

この企画は、これまでに作曲された打楽器作品の紹介、楽器の説明、新作公募を中心に据えることを上野信一氏が発案し、湯浅譲二・松平頼曉両現音名誉会員の賛同を得て私、渡辺俊哉がそのお手伝いをするという形で始まった。定員は30名だったが、定員を上回る申し込みがあり、このワークショップへの関心の高さが示された。

今後は、9月と12月(詳細な日時はまだ未定)にワークショップを開催し、来年の3月頃を目処に演奏会を開く予定である。今後2回のワークショップでは、作曲している曲(未完成でも構わない)やアイディアとなる素材を持ち寄り実際に演奏して音の確認をし、問題点などがあればそれについて作曲家と演奏家が、一緒に解決方法を見つけ出して行くといった内容も考えている。

松平頼曉、上野信一、渡辺俊哉、湯浅譲二

松平頼曉、上野信一、渡辺俊哉、湯浅譲二

会は上野信一氏、湯浅譲二氏、松平頼曉氏、私の座談会から始まったのだが、この座談会から浮かび上がったのは、作曲家と演奏家が一緒に作り上げていくことの重要性という事だった。特に打楽器の場合は非常に多くの種類と奏法があるため、それらを把握するためには演奏家の協力が欠かせない。当日湯浅譲二氏は、3種類のスーパーボールを持って来てタムタムを擦ってみて、大きさによって全く音色が違うことを実演してみせた。

対談後は、悪原至氏がフィリップ・ユレルの、上野信一氏がヤニス・クセナキスのを演奏、新野将之氏が彼のリサイタル映像(アクションを伴う楽曲)を見せることで、打楽器作品の多様性が示された。

この日のワークショップは、作曲の学生や打楽器の学生の参加者が多かった。こうした場で彼らや現音会員が知り合いになり、共に学び、新しい優れた打楽器作品が生まれてくるのであれば、この企画の意義はあったと言えるだろう。そのような機会を現音が、積極的に提供していくことは今後、益々重要になってくるのではないだろうか。

上野信一打楽器ワークショップ 第1回目5月25日に開催 作品募集も

上野信一打楽器ワークショップ

上野信一氏と日本現代音楽協会による打楽器ワークショップシリーズ第1回。

今回は、上野信一氏と、日本現代音楽協会湯浅譲二名誉会員による対談「現代音楽における打楽器の役割」や、クセナキス《Psappha》や、ユーレル《Loops》等の実演、更にビデオ上映などを行います。

シリーズ第2回は9月、第3回は12月に予定しており、ワークショップを経ての作品公募演奏会も企画中。

 

講師:上野信一
演奏:上野信一、悪原至

制作:湯浅譲二(作曲/日本現代音楽協会名誉会員)
松平頼曉(作曲/日本現代音楽協会名誉会員)
渡辺俊哉(作曲/日本現代音楽協会会員)

 

日時:2013年525日(土)14:00〜
会場:スタジオ・ピアチェーレ(三軒茶屋駅より徒歩6分)
参加料:1,000円(学生は学生証提示で500円)

 

主催:日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)
▪お申し込み 電話 03-3446-3506 メール 80th(a)jscm.net
※お申し込みの際に会場へのアクセスをお知らせします。

【現代の音楽展】第19回朝日現代音楽賞受賞記念 吉村七重箏リサイタル 2月24日JTアートホールアフィニスで開催

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〈扉—未知なる創造へ 現代の音楽展2013〉
第19回朝日現代音楽賞受賞記念 吉村七重箏リサイタル

2013年224日(日)17:30開場 18:00開演|JTアートホール アフィニス(虎ノ門)

制作:佐藤昌弘松尾祐孝


松尾祐孝/フォノXI~二十絃箏独奏の為に~[作曲2012年]
吉村七重(二十絃箏)

板本勝百/紫苑の小袖~二面の二十絃箏のために〜[作曲2012年/初演]
田村法子(二十絃箏Ⅰ) 坂本ゆり子(二十絃箏Ⅱ)

佐藤昌弘/ミラージュ~二十絃箏とオーボエのために[作曲2012年/初演]
吉村七重(二十絃箏) 上畠善男(オーボエ)

松永通温/分け入る夢の森[作曲2012年/初演]
吉村七重(二十絃箏) 辺見康孝(ヴァイオリン)

久田典子/Progression2012 for 20 strings koto[作曲2012年/初演]
吉村七重(二十絃箏)

福士則夫/二十絃箏と笙のための「火の鳥」[作曲2009年]
吉村七重(二十絃箏) 宮田まゆみ(笙)

 

●全自由席4,000円 チケットぴあウェブサイトで購入 電話で購入 ⇒ 0570-02-9999(Pコード188-585)

 

日本を代表する二十絃箏奏者と作曲家による新作初演プロジェクト

〈現代の音楽展2013〉のフィナーレは、2011年度の朝日現代音楽賞受賞者、箏奏者吉村七重の受賞記念リサイタル。日本現代音楽協会会員による二十絃箏のソロ作品から他楽器とのアンサンブル作品まで、いずれ劣らぬ6作品が、現代二十絃箏のトップ奏者の手を通じてさらなる輝きを放つ。

 

▼プロフィール

吉村 七重
古典箏曲と共に1971年から新しい表現を求めて二十絃箏を手掛け日本を代表する演奏家として活躍。100曲を超える作品を初演。1988年からはじめた委嘱作品によるリサイタル・シリーズは高い評価を受け、1992年文化庁芸術祭賞、 ’93第三回出光音楽賞、’94第一回日本伝統文化振興賞、’99中島健蔵音楽賞、等受賞。2010年には第19回朝日現代音楽賞と平成21年度芸術選奨文部科学大臣賞をダブル受賞。2012年に平成24年春の褒章で紫綬褒章を受章。1986年国際交流基金他の助成による海外でのコンサートを開始、ヨーロッパ、北・中・南アメリカ、アジア、中東諸国での音楽祭等にソリストとして招聘され、日本文化の紹介、国際交流に貢献を果たしている。プラハの春音楽祭、ISCM世界音楽の日々、他の現代音楽祭、カーネギー・ホール100周年への出演、ゲヴァントハウス管200年祭などオーケストラとの共演も展開。CDも多数リリースされている。吉村七重箏研究所主宰「邦楽展」では若手演奏家の育成と新作の開発に努め、成果をあげている。「日本現代箏曲研究会」代表。 ウェブサイト⇒ http://nanaehp.web.fc2.com

 

主催:日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)
助成:芸術文化振興基金
公益財団法人ロームミュージックファンデーション
公益財団法人花王芸術・科学財団
一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)